底辺高校が数学の模試で全国1位になった話①

この記事を書きたくてブログを開設しました。

私の人生はそれほど起伏に富んだものではないですが高校時代だけは強烈でした。

 

底辺高校に進学するまで

私の地域では、進学校と呼ばれる公立高校と、いわゆる底辺高校と呼ばれる私立高校に分かれていました。当時、ロクに勉強をしていなかったため、公立高校の低い倍率を見事にかいくぐり、受験に失敗しました。さらに、滑り止めも受けていなかったので、進学先がない状況でした。それでも、県内で有数の低偏差値の高校の2次募集で何とか中卒は免れました。

 

入学式のエピソード

基本的に、スポーツも進学実績も無かったため、その高校に進んで進学する学生は少数でした。そのためか、入学式の校長先生の第一声が衝撃的でした。

 

「この中の多くの者が、今回大きな失敗を経験し、絶望したと思う。しかし、人生はこれからが・・・」

 

新入生一同「???」

 

これほど虚無感のある入学式は初めてでした。生徒のみならず先生でさえも底辺校を自覚していることが分かり、多くの新入生がこの言葉に肩を落としたと思います。私はこの時、強烈に中学生の時に努力を怠った自分を呪いました。

そんな思いで教室に戻ると担任の先生の挨拶がありました。そしてこの挨拶から私の人生は大きく変わりました。

「入学おめでとう。これからよろしく。担任のAです。センター試験までもう1000日を切るぞ。死に物狂いで勉強するんだぞ。」

当時、センター試験が何かを理解していませんでしたが、この先生が冗談で言っているのではないことは分かりました。